📚「本」発見レポート📚
いしかわゆき著 『ぽんこつなわたしで、生きていく。』の紹介
今回は、わたしが最近読んできた本でオススメの本を紹介していきたいと思います。
今回紹介する本は、こちらです。
ジャンル:エッセイ
作者:いしかわゆき
タイトル:ぽんこつなわたしで、生きていく。
『書く習慣』で人気の著者で、現在は声優やグラフィックレコーダーとしても活躍しているいしかわゆきさんのエッセイになります。
そんな著者の考え方をまとめた本になります。
この本を一言で言うと、
『とても優しい、弱者のためのビジネス本』です。
ビジネス本って難しいことがたくさん書かれているイメージだと思います。
っていうか大抵の場合は、仕事が出来る人が書かれていることが多いため
「私には難しい・・・」
「そんなの出来たら苦労しない・・・」
というものが結構あると思います。
私自身もそんなことを思っている一人です。
でもこの本を読むと、
仕事が出来る人ではなく、仕事がうまくいかない人に向けて書かれています。
本当に優しい本です。
また、優しいだけではなく物事の「本質」を映し出している本でもあります。
きっと読み終わった後には、心が軽くなっていくでしょう。
そんな『ぽんこつなわたしで、生きていく。』はこんな方に読んでほしいです。
①自分のことをポンコツだと思っている方
②仕事がうまくいかない・できない方
③人間関係がうまくいかない方
④他の人と考えが合わない方
⑤何かモヤモヤして気持ちを抱えている方
以上のような方にオススメします。
今回はその中でも私自身が学びになったことを3つ紹介していきます。
是非手にとって読んでみてください。
きっとあなたの人生は上向きになるはずです。
⭐️私が学び・共感した3つのこと⭐️
今回は私が読んで、特に学び・共感したこと3点を紹介していきます。
この3つは特にいまの段階で、
仕事がうまくいかない
自分が好きではない
自分の人生に悩んでいる
そんな方には特に刺さる内容だと思います。
私もこの考え方には賛成で、就労移行支援に通っているひとたちに伝えたい内容でもあります。
この他にも学べる内容がたくさんあるので、是非手に取って読んでみてください。
<私の学び・共感した その1>
~ ポンコツは治すのではなく受け入れるが正解 ~
あなたは、自分自身のことをポンコツだと思ったことはありますか?
私自身、筆者と同じ自分のことをポンコツだと思っている一人です。
ポンコツエピソードややらかしたことは、今までにたくさんあります。
例えば
・携帯電話を電車の中に忘れて終点までいってしまう。
・財布をトイレに忘れてお金を全て盗まれる
・友達との予定を1日間違えるなど数えたらきりがありません。
実際わたし自身、このポンコツな部分を変えようと努力しました。
意識して直そう→ ふとした時に忘れてミスる
紙に書いて思い出そう→紙をなくす
反省文を書いて改善しよう→「これは」直したが、別の問題が発生、別の問題に取り組んだら、また同じミスをやらかす
結論、わたしにはポンコツを治すことは無理でした。
ミスしたら、落ち込み自分を責めてました。
負のスパイラルですね。これはひどい。
でもこの本には、そんなポンコツな部分は「受け入れる」のが正解だと教えてくれます。
どういうこと???
って思うかもしれません。
基本的にポンコツな部分はその人のもつ特徴(性格)になります。
性格を変えることは、ほぼできません。
この本では、面倒見がいい性格の人がいたとして、「面倒見が悪くなってよ」と言われてもなかなか変えることは難しいといっています。
このように性格とはその人の特徴なので変えることは非常に難しいしものです。
だからこそ「受け入れる」が正解なのです。
私が就労移行支援の支援員として働いていて、利用者さんがこの変えることができない性格を変えようとして苦しんでいるケースがよくありました。
変えることが出来ないものを変えようとする→うまくいかずに失敗する→自己否定になる
こうなってしまうと、さらにつらくなります。
自分自身を受け入れて、自分を認めてあげてください。
最後にこの本に書かれていることでしめます。
「ポンコツ」=悪ではありません。
自分の弱さを受け入れることで強みになることもありますので、まずは認めてあげましょう。
あなたならきっとできるはずです。
<私の学び・共感した その2>
~ レールからはずれてもこわくない ~
私がこの本で学び・共感したことは、レールからはずれてもこわくない。です。
私自身、学びというよりもすごく共感した部分になります。
あなたはここでいう「レール」の意味がわかりますでしょうか?
たくさんの考えがあると思うので、今回は、人生での道筋、ストーリーのことを「レール」として考えていきます。
良く考えられるのは、良い大学に行って、大企業に入って、会社で成果を出して、結婚して、子どもが出来て、穏やかに暮らすみたいなことが、成功者のレールだと言われているのではないでしょうか?
一般的には、大学に入る→会社に就職する→結婚するみたいなのがレールのテンプレートだと思います。
そんななかでいしかわゆきさんは、一般のレールから外れる「会社を辞めてフリーランス」になるという選択を選びました。
多くに人と違う道をご自身の考えで選んだのです。すごい選択だと思います。
正直私自身まだフリーランスという働き方ができていないので、本当に尊敬します。
そんな他の人と違う道を選んだいしかわゆきさんの言う「レールからはずれてもこわくない」はすごく大きな意味を持っていると感じます。
なぜかというと・・・
私を含め、多くの方がまだ レールから外れる=人生が終了するという価値観を持っていることです。
就労移行支援で働いていた時の利用者の中には、自分の意図しないことでレールから外れてしまった方が多くいました。
例えば、上司からのパワハラで精神が病んでしまった。 長時間労働で身体が動かなくなってしまった。自分に合わない仕事で自己否定に陥ってしまったなどです。
そんな一度レールからはずれてしまった人が再起するというのは現状困難なことになってます。
特に一般的である成功者のレールから外れてしまうとそのレールに戻るのは難しいです。
そんな苦しんでいる方にこの「レールからはずれてもこわくない。」というのは大きな希望になると思っています。
ここからは私自身の考えですが、
いまの時代「多様性」が重視されるようになり、生き方も大きく変わってきたと思っています。
すなわち、昔でいう成功のレールが必ずしも成功するとは限らなくなったのです。
いまだ大企業でもリストラはあります。
だからこそレールから外れてもこわくないのです。
むしろ作者のいしかわゆきさんのように自分でレールを作る人がこれからは輝くのではないかと私は思っています。
私自身も自分なりのレールを作ろうと思います。
あなたもきっとできるはずです。レールから外れる恐怖から抜けて、新しくレールを作れるような人になっていきましょう。
そのためには前向きに行動あるのみです。
<私の学び・共感した その3>
~ 弱みを晒すと強みに変わる ~
3つ目の学び、共感したことは弱みを晒すと強みに変わるです。
これは私自身、実体験から共感したことになります。
私はいまは全ての物事は表裏一体だと考えています。
大きな短所があれば、その裏側には大きな長所があると本気で思ってます。
たとえば優柔不断が短所であれば、その反対側には慎重に見ることが出来る、リスクを回避することが出来るという長所が隠れているようなことです。
これは性格もありますが、体型などの見た目も同じだと私自身は考えています。(賛否両論あるとは思います。)
ちなみに身長153cmの男です。世間的に見たら「チビ」になると思います。
私は高校ぐらいまでは、この小さい身長がコンプレックスでした。
でも大学で、別の考え方をしたらそれがメリットになったのです。
どう考えたかとういうと・・・
「身長153cmってむしろ珍しい!!」
そう思ったときに、この特徴は他の人にはないレアな特徴であることが分かりました。
なので大学ではこのチビな特徴を晒してみました。
そしたら、私が思った以上に反応が大きかったのです。
チビで私のことをけなす人など誰もいなかったし、私のことを興味持ってくれる人が増えました。本当にビックリしました。
まさしく弱みが強みに変わった瞬間でした。
私はこの実体験を通じて、弱みを晒すと強みになるは間違いないと思います。
だまされたと思ってやってみてください。
自分の思っていないことがきっと起こるはずです。
それはマイナスではなくプラスなので、あなたの小さな勇気が大きな一歩になることを願っています。
⭐️まとめ⭐️
今回は、いしかわゆきさんのエッセイ『ぽんこつなわたしで、生きていく。』についての紹介でした。
改めて 『ぽんこつなわたしで、生きていく。』を読むのにオススメな人はこんな人になります。
①自分のことをポンコツだと思っている方
②仕事がうまくいかない・できない方
③人間関係がうまくいかない方
④他の人と考えが合わない方
⑤何かモヤモヤして気持ちを抱えている方
生きるのが大変だと思っている方にオススメなので一度読んでみてください。
新たな発見が必ずあり、心のモヤモヤが晴れるはずです。
また感想も人によって変わってくるはずですので、コメント欄で是非教えてください。
今後も紹介していきます。
一緒に学んでいきましょう。
最後にこんな素敵で学びになる本を書いてくださったいしかわゆきさん、本当にありがとうございます。この本は、うまくいかない人の救世主になる本だと本気で私は思いました。
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