障害者雇用の上手な活かし方
~私の持論 一般雇用と障害者雇用どっちが良いの~
こんにちは
今回は、元就労移行支援事業所の支援員である私の持論をお伝えする内容となっております。
前回の記事で障害者雇用のメリットとデメリットについてお伝えしました。
前回の記事では障害者雇用について
「障がい」のある方だけが使える働くための特別なキップのこと。
→使うには障害者手帳が必要になります。
・障害者雇用のメリットは、
配慮を受けることができるため継続しやすい点がありますが、
逆に給料が低く募集している職種が少ないのがデメリットとなります。
このように説明しました。
それを踏まえて今回は就労移行支援事業所で、よくある質問について私自身の意見をお伝えしたいと思います。
先にお話しすると、この意見は、通常の就労移行支援事業所の考えとは異なる意見になります。
あらかじめその点は、ご了承いただければと思います。
今回のテーマは
障害者雇用と一般雇用どっちを選べばいいですか?
になります。
先に結論を伝えます。
はじめから障害者雇用か一般雇用のどちらかを決めない。
状況に合わせて、2つの枠を使い分ける。
これが私の結論になります。
ではここからは詳しく説明していきます。
新たな発見になると思いますので、是非参考にしてください。
では、スタートです。
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障害者雇用の活かし方 ~私の持論~
ではここからは、
障害者雇用と一般雇用どっちを選べばいいですか?
について詳しく見ていきます。
まずは、私の働いていた就労移行支援での一般的な考えについて紹介します。
一般的な考えは
事前に障害者雇用または、一般雇用を選んで就職・転職活動に取り組もうです。
理由は障害者雇用と一般雇用では、働き方や面接で重視する内容が全く違う為です。
一般雇用では、一番重視される項目は「スキル」です。
特に転職では即戦力を求められるため、すぐに活躍してもらえるような「スキル」を重視する企業が多いです。
一方、障害者雇用は長く働いてもらいたいため「安定」が一番重視されます。
体調が安定して、長く働き続けてもらうことが企業にとって一番の利益になります。
よって求められるポイントが一般雇用と障害者雇用では違うため、事前に決めておいた方が転職活動を進めやすくなるのです。
しかし、私はこの一般的な考えには疑問があります。
理由は、「あなた」の可能性・選択肢を狭めてしまうからです。
障害者雇用は「障がい」のある方だけが使える働くための特別なキップです。
ただ「障害者雇用」だけの場合、選べる仕事は限られてしまいます。
一般雇用という選択肢があるからこそ、あなたの可能性を広げてくれるのです。
そのため私の結論は
はじめから障害者雇用か一般雇用のどちらかを決めない。
状況に合わせて、2つの枠を使い分ける。
となります。
一般雇用と障害者雇用どちらも応募できるからこそ、あなたの選択肢が広がるのです。
下記に一般雇用と障害者雇用のメリットを記載します。
状況に合わせて使い分けることで、判断しやすくなると思います。
是非活用してください。
① 働く上での「配慮」を受けることができる
② 安定就労につながりやすい
③ ライバルが少ない
④ 比較的に有名企業に就労しやすい
① 様々な職種の求人がある
② 給料が高い
③ スキルアップにつながりやすい
④ 正社員の求人が比較的多い
以上になります。
基本的には障害者雇用は、長く「働きやすい」という環境が欲しい人にはオススメの働き方で、一般雇用は、給料面が魅力の働き方になります。
各メリットを把握して使い分けることをオススメします。
まとめ
今回は、
障害者雇用と一般雇用どっちを選べばいいですか?
について私の持論を述べていきました。
ただ、この考え方は必ずしも正しいということではありませんので、「こういう考え方もあるんだ」と参考にしていただきたいです。
また、いずれも考える上で困った場合は「相談する」ことをオススメします。
今は転職エージェント、就労移行支援、ハローワークなど相談先は沢山あります。
是非活用してあなたの持つ可能性を広げてください。
「ミニの芽」では今後とも役立つ内容を紹介していきますので他の記事も見て頂けると幸いです。
あなたの可能性が広がることを願ってます。
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こんばんは、ミニシミさん。
私はハローワークと就労移行支援を使って障害者雇用で就労しています。
どちらでも、障害者雇用か一般雇用かを決めるように迫られました。私はミニシミさんの意見に賛成ですが、利用者さんがそれを機関には伝えないで心の中に留めておく方が、動きやすいのではないかと思いました。
また、相談先が複数あることは、とても良いというのが、私の経験です。就労移行支援とハロワの方針が逆方向でしたので、悩みもしましたが、いろんな意見を知っておくことの大切さは、私も身に染みてわかりました。
海野豹さん、いつもコメントを頂きありがとうございます。
確かに海野豹さんのおっしゃるとおり、現実問題的に障害者雇用か一般雇用かを伝えないで心の中に留めておく方が、動きやすいです。
どちらも構造上そうなってしまっているのが実情だからです。
また、分かりやすくサポートがしやすいのも理由の一つです。
ただその場合だと、「可能性」が、広がらないため今回はこういう持論を述べさせて頂きました。
海野豹さんのおっしゃるとおり、複数の違った視点での相談先があり、自分自身で判断することが大切だと思います。
いつもご意見ありがとうございます。